社会福祉法人ときわ会の虐待問題に関する第三者委員として報告書をまとめました

11月より、社会福祉法人ときわ会のあさやけ事業所での虐待問題に関する第三者委員会の委員を拝命いたしており、1月18日に報告書がまとまりました。

 報告書はこちらから↓  ↓

https://drive.google.com/file/d/1TSKMyIpzjT6NLnIcg2Xg8e0_txePcgAI/view

Yahoo!ニュース
自閉症の男性は悲痛な行動に出た 福祉法人で障害者虐待、役員が「股間をつかめ」 市役所はネグレクト告発...  障害者の作業所やグループホームを運営する東京都小平市の社会福祉法人で、役員ら複数の職員が長期間、知的障害のある利用者たちに暴行や暴言を加えていたことが分かった...

 メディアでも取り上げられていた問題ですので、報告書の件も報道されていますね。「虐待」いうと、障害者に対し、蔑む気持ちをもって暴力を振るったり、暴言をはいたりするイメージがありますが、ときわ会の場合は、そうではなくて、支援方法はこれでよいのだろうか?というチームでの議論が不十分で、結果的に不適切な支援が継続してしまったように思いました。まったく個人的な印象ですが、よく言えば「おおらか」で、悪くいうと男性的な無神経さのある昭和っぽさの残る組織風土と感じました。
 これまでも十分に頑張ってきた法人さんですので、必ず「令和」に生まれ代わっていただけると信じております。

 別の事業所の話ですが、自閉症の方に行動を促すために、スマホからHな画像を見せていたことを虐待として自治体に内部通報があったそうです。若い男性ですので、本人も興味があったのでしょうね。虐待とまではいかずに、不適切な支援と認定されたそうです。虐待と思える行為を見つけた職員は通報義務があるのですが、なんでもかんでも通報されるとなると、ビクビクしてしまってほっておくのが一番安全ということになりかねません。自治体をみていると、グレーだったたら虐待と認定する傾向が強くなっているように思います。「ちょっとおかしいんじゃない」「やめたほうがいいよ」と気軽に声を掛け合い、話し合える風土がますます重要ですね。

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