夜もうろうろしているようすがあり、母の調子がここのところ良くないのは、前回、報告した通りです。心配なので、久しぶりに実家に止まっていました。すると、草木も眠る丑三つ時、起きてウロウロしている気配がありました。驚いて、近づくと
「雨がざあざあ降っているでしょ。雨漏りが心配だから戸締まりをみていたの」
ってお母さん、今晩は快晴ですよ。おかしくなっちゃた？と思いましたが、そのまま睡魔に誘われて爆睡。つらつら考えると、このところ、雨が降っているのに来てくれて大変ね、雨なのにありがとう的な発言が多かったことを思い出しました。ん？とは思ってましたが、聞き流していました。
ネットで調べると、「せん妄」という意見もありましたが、「耳鳴り」ではないかと思えました。もともと耳が遠くて、外の音が聞こえないから、余計に耳鳴りが気になるのではないか、さらに、日中家にいるので、天気が分からないのではと推論いたしました。実家は高気密で２重窓にもなっているので、締め切ると外の音は聞こえずに、暖房つけっぱなしの温室状態で天気を感じるのは難しいんです。
そこで、このところ温かな陽気なので、近くの公園へ散歩に連れ出すことにしました。膝が痛くて歩けなというので、最近はリハビリデイも休みがちだったので。全行程車いすです。売店のあるところまで行って、母はコーヒー。私の楽しみは、生ビール。日だまりの中、お茶して帰ってきます。あまりの暖かさに、「今日は３月？ もうすぐ桜ね」と言ってました。確かに暖かな日でした。
昨日は、ご近所スーパーで焼き芋を買って、おなじく行きつけの花屋さんでお花を買い、コミュニティセンターにより、最後は床屋で髪の毛を切ってもらいました。５ヶ月ぶりだったそうで、どおりで山姥みたいになっていました。
公園でベンチに座っていたら、緑色の鳥の群れをみつけて、話していたら83歳の女性に話しかけられました。一人暮らしで30分歩いて、いつもいらしているそうです。スマホの3倍高額ズームで撮影してみたら、オウムでした。どこかから逃げ出してきたのか、それとも、暖かなに風にのって、南から飛んできたのかしら。この公園の池には、そういえば、昔は渡り鳥のかもがたくさん飛んできていたのに最近は姿をみません。温暖化？
母のいつものフレーズは、「ここに引っ越してきて、何年になっるかしら。あの時はこんなに公園が近いとは思っていなかったわね」です。散歩に行くと、夜も眠れ、食欲もでてくるようです。天気だってわかれば、雨の音もきにならなくなるのではと期待してます。私達の小さな時から高齢の母まで楽しませてくれる公園に感謝です。明日からはまた寒くなるということですので、散歩はお休み。お散歩作戦の成果はいずれ報告いたします。
